
太古の遺跡が発見されたシームゥート地方。
ここでは既に幼なじみの橘レイナが指揮をとる学術調査団が発掘作業に精を出していた。
しかし今、宝の匂いをかぎつけた若いトレジャー・ハンターが、獲物をその手に収めようとこの地に降り立つ。
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外国人墓地 |
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殺されていたのはブナンだった‥‥。犯人は「ワッツより大きな男」? それは‥‥
などと考えている暇もなく、駆け込んできたレイナが次の凶報を告げる。
ベルマーが遺跡に篭城!? |
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遺跡付近 |
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逆上したベルマーの声が辺りに響き渡っている‥‥今にも爆薬に点火しそうだ。
しかし、これは好機ではないか? 誰はばかることなく遺跡内を探索できる! |
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遺跡内 |
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‥‥と考えたカスミは、
まんまと真犯人の思う壺にはまっていた。
遺跡は爆破され、カスミを追ってきたレイナ共々生き埋めにされてしまう。
だがそこで、カスミは在りえないものを見た。
古代ヘブライ語を話す少女。
彼女は名乗った‥‥「神の唄のウィル」と。 |
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カスミの部屋 |
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救助されたのはいいが‥‥遺跡爆破もブナン殺害も、
全てベルマーの仕業ということで片付けられてしまうようだ。
やられっぱなしで黙っているわけにはいかない‥‥が、現状ではまだ情報が不足している。
気分転換がてら、パーティーを楽しむとしよう。 |
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外国人墓地 |
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ふとすれ違った女性に呼ばれるまま、墓地へ行ってみると‥‥彼女はアルゲリーチ。
リヒテルからは解雇されたようだ。
なら、こちらで再就職の世話をしてやろう。 |
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居住エリア |
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墓地から戻ってくると、部屋の前でレイナが慌てている。
女の子が行方不明!?
何者かに拉致されたのだとすると、動機がありそうなのは‥‥ |
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プレイン・ヴィレッジ |
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ワイヤーを使って崖を降り、
先日一夜の宿を借りた家へ行ってみよう。
中には誰もいない‥‥だが、見覚えのあるスカーフが床に。 |
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ジーナ=イー付近 |
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ウィルを発見。祈るように山を見つめている。
彼女は生まれたときからこの言語、古代ヘブライ語を話していたという‥‥それは、つまり。 |
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プレイン・ヴィレッジ |
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再びプレイン・ヴィレッジに戻ると、
今度は老婆に出迎えられる。
アルゲリーチを連れ去ったのは「大きくて若い男」だったそうだ。 |
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風のほこら |
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風のほこらはウィルの興味を引いたようだ。
連れて行ってやろう。
中にある壁画を見て、ウィルは涙する‥‥何が胸中に去来しているのか、カスミには知る由もない。 |
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居住エリア |
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ウィルを連れ帰ると、レイナは感激する。のはいいのだが、その態度にアイの不審の念がとうとう頂点に。
痴話喧嘩には背を向けて、ホリニーと話をしよう。どうやら利害は対立しない、らしい。なら手を組むのも良いだろう。
そんな話をしている最中、カスミはふと何かの音を聞く‥‥まさか、また銃声か? |
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セント=ジーナイー教会 |
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音のした方角を見回ってみると‥‥教会の中に、プレイン・ヴィレッジの男が。
首を撃たれていては助からない‥‥。
「本」と引き換えに、最後の願いを聞いてやろう。 |
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プレイン・ヴィレッジ |
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村についた時、既に男は息をしていなかった。
だが亡骸を家へ運ぶと、老婆から「火炎の書」をもらえる。
条件は、二度とこの村に踏み入らないことだ。
すぐに立ち去ろう。 |
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カスミの部屋 |
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居住エリアに戻り、ウィルの無事を確認したら、少しこれまでのことを振り返ってみよう。
やはり気になるのは、事ここに至っていまだファントムの正体を特定できないこと。リヒテルなのか、それとも?
そんな堂々巡りの思考が、突然の電子音で打ち切られる。「ナイトビジョン」へ通信が入ったのだ。
発信者は‥‥アルゲリーチ! |
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プレイン・ヴィレッジ |
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スカーフが落ちていた場所、それはプレイン・ヴィレッジだ。
すぐに向かおう。
途中で余計な荷物を背負い込んでしまうが、仕方ない。
これも自分のまいた種だ。
村についたら、辺りを探索してみよう。
地下室へ続く扉を発見できる。 |
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居住エリア |
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レイナはファントムに囚われた。おそらくは、
飛び出していったアイも‥‥。
「ナイトビジョン」に入ったファントムからの通信が、
その推測を裏付ける。
動揺を抑え、落ち着いて救出作戦を開始しよう。
まずはもう一度「ナイトビジョン」を使い、あの人へ連絡だ。 |
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飛行場 |
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飛行場で注文の品を受け取ろう。
プロトン・ガン‥‥破壊力過剰の欠陥兵器。
だがこれだけが、今の劣勢を覆す力となる。 |
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遺跡付近 |
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一瞬で決着はついた。
遮蔽物を無視した狙撃に、
為すすべもなく打ち倒される兵士たち。そしてファントム。
その正体はワッツだった‥‥呪詛めいた悪態を聞きながら、カスミは彼にとどめを刺す。
戦いには勝った。しかし手に入れたものは、レイナの悪罵とアイの嗚咽だけだ。その二つを背に、立ち去ろう。 |
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ジーナ=イー付近 |
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光に包まれて、ウィルが待っていた。
彼女についてゆけば、もうこの世界に戻ることはないかもしれない。それでも、今のカスミに迷いはなかった。
光の中に踏み込み‥‥そこへ闖入者。アイ!?
どうやらカスミの物語は、悲劇調で幕を下ろすようにはできていないらしい。
観念して、彼女と共に新たな冒険へ向かうこととしよう。 |
60 |
現代編終了 |
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